子供が昼まで元気に遊んでいたのに、夕方に急に熱がではじめて、ぐったりしてきました。
病院にいったほうがいいのか、それとも明日まで様子をみていいのか、この時間ではかかりつけの小児科も開いていないので、話を聞いてもらいたいのと、とても迷ったので相談しました。
話を聞いてもらって、今回はあまり急がなくても良さそうだと思い、次の日に受診をしました。コロナのこともあったので心配だったのですが、相談してよかったです。
(30代女性)
ぐったりしている我が子を見ているのは、かわいそうでつらいという親御さんのお気持ち察します。 急な発熱に驚かれることも多いと思いますが、発熱自体は細菌やウィルスに対する大切な体の防御反応です。
心配したほうがよい熱は、
・顔色が青白くなってきた
・あやしても体を動かさずにだらりとして、泣き声が弱い
・お父さんやお母さんをみても笑わずにぼんやりしている
・皮膚に張りがなく、目がくぼんでいる
・38℃以上の発熱で、頭痛や嘔吐、強い腹痛などの症状があるとき
・ひきつけを起こしたとき
などと言われます。
あまり心配しなくてよい熱は、
・熱はあるけれど、元気よく遊べる
・頬は赤くほてっているが、皮膚の色が青白くない
・笑っていて、周りのことに興味をもてる
・激しく泣くが、あやせば普段通りになる
と言われています。
生後3カ月未満で、38℃以上の発熱があったときは、受診したほうがいい場合があります。
また、子供はいつ熱を出すかわかりません。自覚症状も大人ほどありません。
タオルで巻いた保冷剤を使って首や脇、足の付け根などの大きな動脈の近くを冷やしてあげたり、解熱効果は期待できないですが、おでこに巻いてあげると気持ちがいいです。
医師からすでに処方されていれば解熱剤(あまり古いものは使わないでください。もらったときと体重が違うと効果が変わります)などがあると心強いでしょう。
今回は、お手元に解熱剤があり、お子様も元気があったので翌日に受診をお勧めしましたが、緊急時はもちろん救急車を呼ぶようにして下さい。
ご自宅や親御さんのお勤め先だったり、旅行先に近い病院やクリニックなどの医療機関のご案内や、夜間・休日に診療可能な救急医療機関情報などをお電話でご提供することは可能です。
※医療機関を利用される場合の費用はお客さまのご負担になります。