突然の友人の死を受け入れられません

突然、友人である医師の訃報が届きました。

耳を疑って、通夜と葬儀の連絡がきましたが、とても信じられませんでした。数ヶ月前に会ったときは、いつも通りの穏やかな笑顔で、他愛もない話に花を咲かせて一緒に食事をしていたので、交通事故にでもあったかと思いました。

通夜の席で知ったのは、余命宣告をされたがんとのことでした。 調子が悪いと言って病院で検査をしたところ、精密検査を勧められ、その後がんがわかったとのことでした。その後、疼痛緩和をしながら今日まで人生を歩んでいらしたとも伺いました。

医療者であっても人はいずれ死を迎えます。そうとは知っていても、いままでそこにいた人、あったことが突然なくなる喪失感は計り知れません。

いつも人の死が身近にある医療者であっても、人の死は、すぐには受け入れられません。

通夜振る舞いの席で、故人を偲ぶことで少し気持ちが落ちつきましたが、まだ心の底でもやもやしています。この思いを友人知人と分かちあうこともできますが、このやるせない気持ちだけ聞いてほしいという思いもあります。 あとから襲ってくる悲しみをもう一度誰かと偲びたいと思い、相談しました。話を聞いてもらえてよかったです。

(30代女性)

医療者は最期の時に出会うことが職業上少なくありません。

患者さんをお見送りする時も、家族や身内、友人知人が亡くなるときも、医療者であっても一人の人間ですから、喪失感に苛まれることもあります。

故人と共に同じ空間、時間を過ごした人たちが集まって偲ぶ時間は心と気持ちの整理にとても大切な時間ですが、その後からまた喪失感や悲しみが襲ってくることもあります。

そのときに、私たちが共にその方を偲びたいと思います。